神饌
Shinsen (Sacred Food Offerings) (しんせん)
神事の際に神に供える飲食物
神饌は、神事において神に供える飲食物である。基本的な構成は、米(最も根本的な供物)・酒・水・塩・野菜・果物・魚介類などで、三方(さんぼう)と呼ばれる木製の台に整然と盛り付けて神前に供える。
神饌の調製・供え方には厳格な作法があり、神社や祭事によって異なる。伊勢神宮では毎日朝夕二度、専用の台所(忌火屋殿)で火鑽り(ひきり)で起こした火を使って調理する——何世紀も続く営みである。供物は山海の幸を代表し、人の暮らしを支えてくれる神への感謝を表す。
神が象徴的に食した後、供物は神職や参列者が分かち合って食べる。これを「直会(なおらい)」と呼び、神と人が同じ食物を共にすることで直接的な紐帯を結ぶ、霊的に重要な行為とされている。