賽銭箱
Saisenbako (Offering Box) (さいせんばこ)
拝殿前に設置された、参拝者が金銭を投じる木箱
賽銭箱は、神社の拝殿前(寺院にも同様のものがある)に設けられた木製の箱で、参拝者が金銭を投じて神に奉納するためのものである。金額より奉納する行為自体に意味があるとされる。五円玉が好まれるのは「ご縁(五円)がありますように」という語呂合わせによる。
構造は頑丈な木箱で、上面には硬貨が通る程度の隙間のある格子が付いている。初詣など繁忙期には賽銭箱の周囲に数千人が押し寄せることもある。
近年は電子決済に対応する神社も現れ、時代の変化を映している。しかし、硬貨を投げ入れる物理的な行為——箱の中でカチンと鳴る音——は、多くの人にとって参拝体験に欠かせない要素であり続けている。