祝詞

Norito (Ritual Prayer) (のりと)

神事において神職が奏上する正式な祈りの言葉

祝詞は、神事・祭礼において神職が神前で奏上する正式な祈りの言葉である。古典的な日本語(大和言葉)で書かれ、神への賛美・感謝・祈願を述べる。千年以上前の言語形式を保存した古格な文体を特徴とする。

現存する最古の祝詞は10世紀の『延喜式(えんぎしき)』に収録されており、五穀豊穣・国家安泰・祓いなどの祈りが含まれる。6月と12月の大祓式で唱えられる「大祓詞(おおはらえのことば)」は最も重要で頻繁に奏上される祝詞の一つである。

祝詞の奏上は、大規模な国家的祭祀から個人的な車のお祓いまで、ほぼあらゆる神事の中心をなす。神職が独特の節をつけて朗々と唱え、参列者は頭を下げて拝聴する。言葉自体に霊力(言霊)が宿るとされ、祝詞を声に出すこと自体が神の加護を呼び起こす行為であり、単なる説明ではなく能動的な祈祷である。

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