勅祭社
Chokusaisha (Imperial Festival Shrines) (ちょくさいしゃ)
例大祭に天皇の勅使が派遣される格式の高い神社
勅祭社は、例大祭に天皇の使い(勅使)が派遣される格式の高い神社である。天皇家と神社との直接的な結びつきを表し、神社が受けうる最高の栄誉の一つとされる。
現在、勅祭社は16社ある。伊勢神宮・出雲大社・明治神宮・鹿島神宮・香取神宮・春日大社など、歴史的に最高格の神社が名を連ねる。各社の例大祭では、勅使が天皇からの幣帛(へいはく)を奉じ、御祭文(ごさいもん)を奏上する。
勅祭社の制度は、皇室と神道祭祀の古来からの関係を映している。戦後の政教分離以降も、天皇の神道祭祀への関与は宮内庁を通じて文化的(政治的ではなく)営みとして継続している。勅使の派遣は、国家の宗教行為ではなく伝統的な文化慣行として位置づけられている。